シロネコのしっぽ

「保活&就活」奮闘記。保育園&お仕事探し、振り出しに戻りました・・・

子どもの前歯、くっついてます

うちの子どもは、下の前歯の隣り合う2本が

くっついて1本の歯になってしまっています。

 

口の中の写真は子どもが暴れて撮ることが出来ないので

イラストで描いてみると、下の歯が4本生えた時点でこんな感じ。

 

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向かって左2本の根元がくっついてしまっています。

 

 

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歯茎の中はこのようになっています。

 

 

どうして歯がくっついてしまっているのか、

今回は"癒合歯(ゆごうし)"についてのお話です。

 

 

癒合歯とは?どう対処したらいい?

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癒合歯について

通常であれば1本ずつ生えてくるはずの隣り合った歯が、何らかの理由で

分離しないまま発育し、2本くっついて生えてしまう状態が癒合歯です。

 

 【歯茎の中】通常、1本の歯につき1個の歯根

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 【歯茎の中】何らかの要因で歯根がくっついて生えてしまう

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それほど珍しい症状ではなく、発症率は乳歯の2~5%、永久歯では0.3%の

頻度と言われています。子どもの前歯の乳歯、特に下あごによくみられる症状で、

1歳や1歳半の歯科検診の際に「癒合歯」と診断され気づくことが多いようです。

 

 

いつ癒合歯に気が付いたか

子どもの癒合歯に気が付いたのは、前歯が生え始めて、下の歯の

先っぽが見え始めたころ。月齢は10ヶ月くらいだったかと思います。

 

下の前歯が4本生え始め、毎日歯磨きのタイミングなどで

確認していたのですが、右側の前歯の様子がどうもおかしい。

 

左側の前歯2本に比べて、生え始めの歯の先っぽが狭く

どう考えても2本分の幅がありませんでした。

 

乳歯とはいえ、歯はとても大切だと思って

いるので、気になってネットで調べてみました。

 

「赤ちゃん 前歯 くっついている」

「赤ちゃん 前歯 小さい」

 

そうして探して出てきたのが、この癒合歯です。

 

お医者さんに診てもらう前、携帯で調べて「癒合歯かも・・・」と

思っていた時間はとてもつらくて、どうしてうちの子が、永久歯に

影響があったらどうしよう、と1人で苦しんだのを覚えています。

 

ちょうど次の日に予防接種を受けに行く予定があったので、

「1歳半の検診前に先生に聞いてみよう」と、ついでに診察してもらったところ、

 

「はい、これは癒合歯で間違いないね!!」とあっさり診断されました。

 

 

・・・下の前歯、癒合歯確定!

 

 

癒合歯に原因はあるのか

癒合歯の原因は現在も解明されていませんが、いくつかの見解は示されています。

 

・妊娠中の母親の栄養不良・病気・薬物から

・遺伝的要因から

 

癒合歯は胎児期に形成されることが多いため、1つ目のような"母親からの

影響が原因"とする見解があるようです。しかし、母親と胎児の健康状態が

正常であっても癒合歯が形成されることはあるので、必ずしも母親からの

影響が原因とは言い切れません。また、親からの遺伝で子どもに癒合歯が

発現する場合もあるそうですが、1つ目の見解と同様に、母親自身が癒合歯で

なくても子どもに癒合歯が発現することはあるようです。

 

診察して下さった病院の先生がこうおっしゃっていました。

「癒合歯は、何が原因というわけでもない。

 たまたまなってしまっただけだと思っていればいい。

 お母さんは何も悩まずに、虫歯にだけ気を付けてあげてね。」

「永久歯に生え変わるとき、もしかしたら治療が必要になるかも

 しれないけど、癒合歯じゃなくても治療が必要なことだって

 あるんだから、気にしちゃだめだよ。」

 

わたし自身がそうだったように、「ママのせいで・・・」と思い悩んでいる

方も多いかと思います。しかし、悩むより子どもの歯のこれからを考えて、

しっかりオーラルケアを行うことに力を注いでいきましょう!

 

 

癒合歯の心配なところ

癒合歯が発現した場合、以下のような点に注意が必要です。 

 

・癒合歯の後に生えてくる永久歯に欠如が見られる可能性がある

・癒合歯の後に生えてくる永久歯も癒合歯である確率が高くなる

・歯根が大きいので永久歯の歯並びに影響する可能性がある

・癒合した境界に歯垢が溜まり虫歯になる可能性がある

 

やはり、通常の歯に比べるといろいろなリスクがあるようです。 

 

 

治療の必要性は?

癒合歯が乳歯であれば、無理に分離するような医療は行いません、

常世活で特に問題がなければ治療の必要はないので、虫歯に

ならないように、毎日しっかり丁寧に歯磨きを行いましょう。

また、定期的な歯科検診にはしっかりと参加して、経過観察で

子どもの歯の成長を見守りましょう。

 

子どもが4~5歳頃になったら歯科医院を受診して、癒合歯の次に

控えている永久歯の状態を「レントゲン検査」で確認してもらいましょう。

その際に、将来的な歯並びや治療について医師に相談しておくとよいですね。

癒合歯は、生え替わりの時期になっても抜けるのが遅くなる傾向があるため、

永久歯の発育に応じて、乳歯の癒合歯を抜歯する場合もあるそうです。

 

子どもが小さいうちは虫歯に気を付けてしっかりケアを行う

子どもが大きくなったら歯科医院を受診し治療の相談を行う

 

 

さいごに

調べてみて初めて知った癒合歯。

ご飯をおいしく食べるためにも健康な歯はとても大切なので、

歯磨きを嫌がる子どもですが、心を鬼にして、毎日しっかり

ケアしていきたいと思います。

そして時期が来た時には歯科医院を受診して、出来る限りの

ことをしていきたいと思っています。

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました。

 

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